銘石シリーズ ~坂戸石~

坂戸石
坂戸石の特徴
坂戸石
坂戸石は、大目と呼ばれる石目の大粒な白御影石で、上品なブルーグレーの色合いが美しく、また加工によりコントラストを出しやすい石材です。石質は堅硬でキズが少なく、研磨による光沢も美しく輝きます。
低地から採掘されるので、大材の搬出が可能で、鳥居や石橋、石蔵などの大型の建築材から、モニュメント、外冊、墓石まで、ご要望に応えて多様に利用されています。

坂戸石の歴史
坂戸石は、六五〇〇万年前頃に形成された花崗岩で、桜川市西飯岡地区(旧岩瀬町坂戸)の東西十キロ、南北五キロにわたって分布しています。本格的に採掘が開始されたのは明治三十五年頃で、明治三十七年には石材を輸送するための貨物取扱駅が誕生するなど最盛期を迎えました。この茨城県西部地区からは、坂戸石のほか良質な御影石が産出され、多くの銘石が誕生しています。

代表作品

さまざまな用途に対応できる坂戸石は、石のある風景を美しく彩ります。
ガーデンテーブル
桜川市総合運動公園ラスカ
記念碑

洋型墓石
和型墓石
和型墓石

坂戸石は、北関東自動車道の桜川筑西インターチェンジの近く、茨城県桜川市西飯岡地区(旧岩瀬町坂戸)で産出される良質な美しい白御影石です。
比較的標高の低い山で採掘されるため、採石や搬出が容易で、大材の搬出が可能です。
鳥居や石橋、石倉など大規模な石造物の建築材として、また墓石、間知石(石積みに使う日本独特の四角錐の石材)など、多様な用途で使用されています。